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後遺障害認定とは

 

交通事故に遭われた際は,まずはご自身の治療に専念していただくのが重要ですが,十分な治療を行った結果,さらなる治療を施したとしても症状の改善が見込めない段階,いわゆる症状固定の段階に至ると,次に,後遺障害の等級認定の申請を行うことになります。

後遺障害の等級は,慰謝料や逸失利益の算定に用いられるものですが,これらは後遺障害の等級の内容によってほぼ一律に決定されますので,適切な等級の認定を受けることは極めて重要です。


まず,後遺障害の等級認定の申請は,損害保険料算出機構という民間団体に対して行いますが,申請の方法としては,被害者が自ら損害保険料算出機構に書類を提出して行う方法と,加害者側の任意保険会社等を通じて行う方法の2つがあります。いずれの方法によるかは被害者が自由に選択できます。


申請を行うと,大体,1か月から2か月程度で,損害保険料算出機構から,申請者の下に,後遺障害の等級認定の結果が届きます。交通事故による障害の大半を占めるムチウチ等については,等級認定非該当又は後遺障害等級14級の認定が多く,場合によっては,12級の認定がおりることもあります。


後遺障害の等級認定の結果を受領した後,認定結果に納得がいかない場合には,損害料算出機構等に不服を申し立てることになりますが,この点は別の頁で紹介させていただきます。

 

 

 

 

後遺症の認定に不服がある場合

損害保険料率算出機構は実際の所、損害保険会社各社によって作られた機関の為、被害者に対する対応が非常に悪い事で有名です。

損害保険料率算出機構というと公的な機関の様な気がしますが、実際は既述の通り損害保険会社各社によって作った機関で、あくまでも民間団体です。

ですので、調査事務所の等級認定は実は法的な拘束力が無い為、認定された等級に不服がある場合は、その認定に対する異議申立をする事ができます。

 

 

 

後遺障害の認定に対する異議申立

ただし、あくまでも民間団体の認定とはいえ、実際には一度決定された等級の認定を覆すのはそう簡単には行きません。

覆すための方法としては、訴訟を視野に入れて認定に対する異議申立を検討する必要があります。

 

具体的には

医学的な証明となるMRI画像やレントゲン写真の添付

医師診断書の添付(それぞれ、必要であれば再度検査を受ける)

意見書(異議申立書)を作成する

などの書類をそろえて提出します。

当事務所では後遺障害の認定申請についての相談も承っております。

お気軽にご相談ください。

 

 

 

異議申立に詳しい弁護士を見つけ、相談する方法

これまでの通り、いくら法的に拘束力の無い認定とは言え、一度決定された認定を覆すのは非常に難しいと言わざるを得ません。

その為、異議申し立てをする場合は、法的な観点、医学的な観点から考えても、素人判断で行なわずに、弁護士の力を借りる必要性があるといえます。

専門家の中には異議申し立て等の手続きを専門的に行なっている弁護士もおり、そうした弁護士は医学的な知識や人脈にも長けている為、認定に対する法的な判断や手続きもスムーズに進める事ができます。

 

 

 

損害額の算定基準

損害額の算定基準として代表的なものとしては2つ挙げられます。

 

1.日弁連交通事故相談センターの算定基準(通称「青い本」)

裁判所の基準や傾向、判例、自賠責保険金額の増額、支払い基準の改正などに合わせて改定されています(全国対象)。

 

 

2.東京三弁護士会交通事故処理委員会の算定基準(通称「赤い本」)

後遺症に対する慰謝料については後遺障害に応じて1級から14級までの等級が設けられています。(東京圏対象)

 

 

 

後遺障害の慰謝料

  日弁連交通事故相談センター基準 自賠責保険基準
後遺障害等級 金額(万円) 金額(万円)
1級 2,600~3,000 1,600
2級 2,200~2,600 1,163
3級 1,800~2,200 829
4級 1,500~1,800 712
5級 1,300~1,500 599
6級 1,100~1,300 498
7級 900~1,100 409
8級 750~870 324
9級 600~700 245
10級 480~570 187
11級 360~430 135
12級 250~300 93
13級 160~190 57
14級 90~120 32

 

 

 

後遺障害認定事例

ムチ打ちで後遺障害14級の認定

追突事故の被害者で、ムチ打ち後、後遺障害14級の認定がされました。

性別:女性

年齢:35歳

職業:専業主婦

ケガ:ムチ打ち

後遺障害:14級9号(後頚部痛等)

治療期間:平成15年1月1日から12月31日までの365日間(実通院日数150日)

損保提示:約216万円⇒約317万円で解決!

損保の計算では、後遺障害14級の損害を自賠責保険の75万円のみとしています。

しかし通常、後遺障害が認定された場合には、『逸失利益』と『後遺障害慰謝料』という項目の損害算定をします。

それに加え、主婦の休業損害や慰謝料の計算をあわせて行うと、少なくとも100万円以上のアップが見込まれます。

 

 

 

 

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